国家資格である建築士は、建物の設計や工事管理を行うために必要な資格

国家資格である建築士は、建物の設計や工事管理を行うために必要な資格であり、法律第202号(1950年)に沿って作られたものです。

1年に一度建築士の試験が行われます。これをクリアすることができれば国土交通大臣か都道府県知事からの免許を受けることができ、資格を活用して設計や施工を行うことが可能になります。

この資格には一級建築士、二級建築士、木造建築士の3つの種類があります。この建築士の資格がなければ設計を行うことができません。その中には二級建築士または木造建築士で設計可能なものと、一級建築士でしか設計を行えないものなどが定められています。

時々「建築家」という呼び方を耳にすることがありますが、これは設計の中でも作品性、作家性を兼ね備えている建築士のことを言います。

著名な作品の設計者や受賞歴を持つ建築家に対して建築家と呼ぶことが多く、このほとんどの建築家は「一級建築士」です。ただ、中には設計に関する実務は有資格者のスタッフに任せて、自分は建造物のデザインやコンセプトを手掛けるという建築家もいます。

この資格には受験資格が定まっており、実務経験がどうしても必要となります。
この場合、専門教育を受けているかどうかで実務経験の必要年数がかわってくるわけですが、全く専門教育を受けていない場合は7年以上の実務経験が求められることになります。

その後に初めて資格試験を受けることができるのです。
専門教育を受けている場合は、その程度によって年数が免除されていきます。

2005年の試験の合格率としては、
一級が学科25%、製図30.3%、総合11.1%
二級が学科33.2%、製図54.5%、総合23.3%
木造が学科74.5%、製図74.4%、総合53.6%
となっています。

受験までに下積みが必要な資格ですが、それでも一級建築士に関してはかなり合格率が低くなっています。

建築士とは資格の名称であり、その資格を持って仕事をしている人は設計技術者と施工技術者に大きく分けられ、一般的には建築にかかわる設計や工事の監理を行う人のことを、建築士と呼んでいます。

この資格は1級と2級、木造建築士の三つに分かれていて2級と木造の資格取得をしてから1級を目指すという形になり2級と木造はともに国家資格で、各都道府県知事の免許を取得することでそれぞれの業務に携わることができます。その受験資格と資格試験についての概要は次の通りです。

受験資格は大学・短大・高等専門学校の建築学科を卒業した者、大学・短大・高等専門学校の土木科を卒業し建築実務1年以上の者、高校の建築・土木科を卒業して建築実務経験が3年以上の者、建築に関する学歴が特にない場合は建築実務経験7年以上の者、このほか職業訓練校や各種学校などの学歴別に建築実務経験年数が細かく規定されていて、この規定については都道府県によって多少の違いがあります。

試験はいずれも学科試験と設計製図の試験により行われます。学科試験は1級・2級・木造建築士ともに次の4科目から出題され建築計画・建築法規・建築構造・建築施工の問題が出題され5肢択一方式で各科目から25問ずつ計100問が出題されます。回答はマークシートに記入し、各科目は25店で総合100点満点です。

設計製図の試験は学科試験に合格した人だけが受験できます。全国を8つに区分けして、それぞれの課題が出題されたとえば歯科診療所併用住宅とか、平面形状が台形の敷地に建つ専用住宅とか薬局併用住宅や、音楽教室のある楽器店というような課題が出されています。地域でそれぞれ違う課題が出題されていて、課題についてはあらかじめ内容が発表されます。

2級建築士に合格して実務経験が4年以上あれば、1級の資格取得試験に臨むことができるようになります。1級は大学や短大高等専門学校の建築学科、土木学科を卒業して実務経験が規定年数以上あれば受験可能です。

「取ったは良いが、食えない」という言葉がある建築士ですが・・・

その一方で他の仕事に比べて収入が高い職業とも言われています。相対するイメージのある建築士という仕事ですが、実際のところはどうなのでしょうか。

資格取得をした場合、他の資格でも同じですがそれだけで稼ぐことが出来るようになるとは言えません。稼ぎたいのであれば、いかにして他の人と違いを打ち出すことが出来るのかということにポイントをおくことが大切です。

建築士として働く方法は独立する方法と勤める方法があります。どちらが良いのかというと、一概には言えませんが、自由なことが出来る、独自性を見出すことが出来るということを考えると、独立をした方が稼ぐことが出来る傾向にあります。

建築士に関わらず、依頼者がいて初めて成り立つような仕事の場合、いかにして依頼を途切れないようにするのかということが重要です。

そして、誰を対象としているのかということを明確にすることも大切で、地域密着型で働いていくのか、日本だけではなく海外も視野に入れて仕事をしていくのかという考えの違いによって仕事の進め方にも違いがあります。

誰にでも行うことが出来る仕事は、依頼者の取り合いになってしまう可能性があります。しかし、他の人には出来ないような技術や知識を持ち合わせていれば、その依頼者の取り合いに巻き込まれずに済みますし、結果として稼ぐことが出来るようになります。

そして、依頼者を誰よりも先に見つけるということも重要です。最近はインターネットを利用して建築士事務所を探す人も多くなってきていますので、インターネットサイトを開設し、受注につなげることが出来るようなデザインにするということも大切になってくるでしょう。

なお、お金を得るためだけに働く人と楽しみながら新しいことに挑戦しながら働く人では、同じ金額を稼いだとしても充実度には大きな違いがあります。最終的な目的や目標を具体的に考えることが稼ぐためには大切なのかもしれません。

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